古銭は現代の紙幣に変えられる?!

500円札は、政治家・岩倉具視(いわくら ともみ)の肖像が描かれた紙幣で、B号券とC号券の二種類が存在します。

B号券は1951年から1969年まで発行されており、日本銀行からの支払停止は1971年です。

C号券の発行期間は1969年から1985年で、日本銀行からの払い出しは1994年に停止されました。500円札は廃止され、今は500円硬貨が発行されています。なお、新旧どちらの物も、額面通りの現金として普通に使用することができます。ただし、自動販売機などには対応していません。もし使いづらいと感じる場合は、銀行に持って行って自分の銀行口座に預金することをお勧めします。

ATMで入金手続きをすることはできませんが、窓口では問題なく入金できます。その後、引き出して使用すれば良いのです。

通常の500円札には古銭としてのプレミアが付くことはありませんが、中には高額買取してもらえるものもあります。

古銭として価値のある500円札は、未使用のピン札で、印字されているアルファベットや番号が希少なタイプです。

例えば数字の前と後ろに付いているアルファベットがA——Aという並びになっている「AA券」と呼ばれる紙幣や、番号がぞろ目のもの、あるいはキリの良い数字のものです。これらにはプレミアが付いており、額面以上の価格で取引されます。

これは500円札に限らず、1万円札や千円札など、別の額の紙幣にも同じことが言えます。